FC バルセロナ - レアル・マドリード:ホームの今季初黒星

FC バルセロナ - レアル・マドリード:ホームの今季初黒星

チャビの率いるチームは、早い時点でギュンドアンが先制点をマークしたものの、後半に同点に追いつかれ、アディショナルタイムに失点した末、ホームでの今季初黒星を喫することになった。

期待していたロックンロールは、鳴り響かなかった。リュイス・コンパニス・オリンピックスタジアムで行われたFCバルセロナ対レアル・マドリードのクラシコは、ギュンドアンのゴールでバルサが先制したものの、後半ベリンガムが決めたダブルゴールで、逆転され、バルサは今季、ホームでの初黒星を喫することになった。

この試合に向けて、チャビは、テア・シュテーゲン、アラウホ、クリステンセン、イニゴ・マルティネス、バルデ、ジョアン・カンセロ、ギュンドアン、ガビ、ジョアン・フェリックス、フェルミン、フェラン・トーレスのスタメンで臨んだ。

ギュンドアンの先制点

そして、最初の先制点は、前半7分、ホームチームにやってきた。ギュンドアンが個人プレーでセンターで受けたボールを前線まで持っていき、ケパの守るゴールマウスに突き刺した。ギュンドアンにとっては初めてのクラシコで、FCバルセロナの選手として初得点をあげる形となった。

その後も、バルサの攻撃は続き、前半17分にはフェルミンのシュートがポストにはじけた。ガビは、チャビが前日記者会見で話した通り、全身全霊を注ぎ、攻守の要になり続けた。バルデは、左サイドを支配し、ジョアン・フェリックスは、ガビ、フェルミンと共に、攻撃の手を緩めなかった。ハーフタイム間際にクロースがシュートチャンスを手にしたものの、ボールは、クリステンセンが触れた後、テア・シュテーゲンの掌中に収まった。

バルサは、1-0と僅差リードで前半を折り返した。

後半も同じ顔ぶれでスタートし、7分に再び、チャンスが訪れた。フェルミンのセンタリングを受けたイニゴ・マルティネスがシュートするも、ポストに弾かれ、そのクリアボールをアラウホがシュートするも、ケパのセーブの前に追加点にならなかった。

さらに、カンセロのスコアリングチャンスを手にし、バルサが次々と攻めるも、なかなか、得点が決められない状況が続く。

この状況を打破するために、後半15分、バルサは最初の交代を行い、フェラン・トーレスに代えて、負傷から復帰したレバンドフスキを投入した。

レアル・マドリードの同点弾

しかし、状況は一瞬の間に一転してしまった。後半23分、ベリンガムが、エリア外からシュートを放ち、そのポテンシャルあふれるシュートがテア・シュテーゲンの守流ゴールネットを揺らした。勢いに乗ったレアル・マドリードは、攻撃の力を増した。

後半26分には、チャビはフェルミンに代えて、オリオル・ロメウを、後半30分にはカンセロとジョアン・フェリックスに代えて、ラミネ・ヤマル、ハフィーニャをピッチに送った。レバンドフスキ、ラミネ・ヤマル、ガビが、次々とカパのゴールを攻めるも、ボールは枠を捕らえなかった。試合終了まで、後10分と迫っていた。

ホーム初黒星

しかし、状況は好転せず、それどころか、バルサにとって一番、望まない展開が待っていた。加えられたアディショナルタイムの3分間で、今季、精彩を放っているベリンガムがこの日、2度目のゴールを決めたのだ。バルサが逆転する時間はもう、残されていなかった。スコアは、1-2のまま、動かず、バルサは今季、初黒星をリュイス・コンパニスオリンピックスタジアムで喫することになった。

Força Barça
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